自分に合ったデオドラント剤選びが大切

「体臭対策のためにデオドラント剤を使う」ことは・・・「ニオイに敏感な現代人としての最低限のマナー」というと言い過ぎかもしれませんが、実際に日常的に使用されている方はとても多いですよね?
とはいえ、ひとくくりに「デオドラント剤」といっても商品ごとに得意・不得意があるため購入の際には少し気をつけたほうが良いそうですよ。

そこで今回は「デオドラント剤の選び方」を簡単にご説明したいと思うのですが、まず予備知識として・・・
●そもそも体臭には「汗の量が問題となる汗臭さ」と「汗の質が問題となるワキガ臭」に大きく分けられる。
●市販されているデオドラント剤は「汗が出るのを抑える」「汗を吸収する」「殺菌・抗菌作用でニオイの発生を防ぐ」「別の香りで体臭をカバー(マスキング)する」という効果を持っていて、商品によってこれらの効果に偏りがあることが多い。
・・・ということは覚えておいてくださいね。

そして肝心のデオドラント剤の選び方なんですが・・・
まず「汗臭さ対策」をしたい人であるのならば、当たり前ですけど「第一に汗が出るのを抑えて、出た汗を吸収してくれるような商品」を選ぶようにしましょう。
ですので、商品のタイプとしては「使用した後にサラサラとするようなパウダー入りのスプレータイプ」を選ぶと出てきた汗を多少吸収してくれることがあるのでオススメですよ。



ただ、こういったタイプのデオドラント剤は比較的どこでも手に入る上に価格が手頃なので気軽に使用できる反面、制汗効果は多少弱いことがありますので「汗の量をとにかく抑えたい!」という人は「制汗成分の定番であるミョウバン」が配合された商品を使うことで汗の量対策はできると思います。



さらに、ワキ部分の洋服への汗ジミが気になるのならば「汗脇パット」を使うことも有効で、
汗脇パットは汗ジミ対策だけでなく汗をスグに吸い取って皮膚上での汗による雑菌の繁殖を防いでくれることから使用することに慣れてさえしまえば汗臭さ対策にもなるスグレモノなんですよね。



このようなアイテムで「汗の量が原因となる汗臭さへの対策」はできると思いますので、次は「汗の質が問題となるワキガ臭(雑菌の繁殖によるニオイ)」対策のためのデオドラント剤のお話に移りますが・・・
ワキガ臭は「アポクリン汗腺から出た雑菌が繁殖しやすい栄養分を含んだ汗がワキにとどまり続けてしまうことで発生する」ため菌を増やさないことが一番のワキガ対策となりますので、「殺菌」などの効果をうたう商品を積極的に選ぶようにしましょう。

そしてスプレータイプのデオドラント剤ではなく、「ロールオンタイプ」や「クリームタイプ」のように肌に直接塗って有効成分がとどまり続けることができる商品のほうが効果的ですよ。
あとは「ワキガ臭は汗臭さよりもとても強いニオイを持つ」ことから、香料を含んだデオドラント剤でマスキングしようとしても「香料とワキガ臭が混ざり合って別のニオイが発生してしまう」ことがとても多いので必ず無香料タイプを選ぶことは重要なポイントとなります。



・・・ただ・・・このような記事をここまで書いてきてなんですが・・・
最近のデオドラント剤は低価格帯の商品でも「制汗も殺菌もできます♪」みたいなものがほとんどなんですよね。
そのため結局のところ、どのような種類の体臭対策をするにしても「実際に自分で使って、つけ心地や体臭対策効果を試してみる」ということでしか判断はできないとも言えるので・・・皆さんも「価格や効果のバランスの良いデオドラントアイテムを探しだす」ことをされてみてはいかがでしょうか?

それと最後にちょっとした注意点として、
基本的に殺菌成分が含まれたデオドラント剤は肌への影響が強いので「ワキガ体質(アポクリ汗腺が多い人)でもないのに強い殺菌作用のあるデオドラント剤を使い続ける」ということはできるだけ避けましょうね。

この記事のポイント

  • 体臭の原因は体質によって人それぞれなので「どの種類の体臭を抑えたいのか?」を決めた上でデオドラント剤を選ぶのが良い
  • ワキの汗が気になる人は「ミョウバン」などの制汗成分が配合された商品と合わせて「出た汗を吸い取ってくれるパット」を併用するのもオススメ
  • ワキガは「雑菌が繁殖しやすい汗」が出てしまう体質による体臭なので、必ず殺菌作用のある商品を選びましょう
  • 「香料の入ったデオドラント剤や香水」で体臭対策をしようとすると「自分の体臭と混ざって不快さが増してしまう」という可能性もあるため、まずは無香料タイプの商品を選ぶのが基本
  • 最近のデオドラントアイテムは「バリエーションが多くて価格も安く、機能性もけっこう高め」なので、(ネット通販でだけ購入できるような高価な商品を使う前に…)いろいろと市販品を試してみて自分のニーズ合う商品を探すことが大切

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