お医者さんで行われる「ワキ汗治療」について

ワキガ臭は「汗の質(雑菌を繁殖させやすい汗かどうか)」に影響されるため・・・
「ワキに多くの汗をかく人(多汗症の人)が必ずしもワキガである。」ということは言い切れないのですが、汗が多いことでどうしても汗ジミや汗臭さなどの問題は発生するので「(自分での対策には限界があるので…)お医者さんでワキ汗を抑えるような治療をしたい!」と思っている方も多いと思います。



そこで今回は「お医者さんでの脇の多汗症治療方法」についてご紹介したいのですが・・・
まず大前提として、治療方法として手術をすることは最終手段だということは覚えおくことが大切ですよ。

というのも、やはり「ワキ部分をメスで切り、汗腺を取り除く」という内容の手術にはリスクが伴いますし「手術するまでもない多汗症」というものもあるからでして・・・
例えば、何もしていなくてもダラダラとワキから汗がでるようなケースを除いて、「緊張時に汗が出る」など精神的な面から発汗してる場合には「緊張する場面では前もって精神安定剤を服用しておく」などのお薬を使用することで対策することも可能だからなんですよね。

もちろん、精神安定剤に関しても自分の判断で服用量やタイミングを決めてしまうのは良くないので「心療内科などのお医者さんに相談をして処方してもらう必要」がある上に、服用に抵抗感を持つ方もいらっしゃるので手術同様かなりハードルは高い治療法ではありますので・・・

お薬の服用をする前に「専門機関でのカウンセリングを受けて悩みを打ち明けてみる」とか「自分なりのストレス解消法を見つける(お散歩や深呼吸など)」とかだけでも精神的に楽なって効果を発揮することもありますし、お医者さんでの比較的ハードルの低い治療法として「ボトックス注射」はかなり注目されているので検討されるのもオススメですよ。

この「ボトックス注射」を使うと、ワキに注射することで脳からの「汗を出せ!」という信号を遮断してくれるため汗を抑える効果は高く、「注射を打つだけ」というお手頃感はある反面、効果が数ヶ月~半年ぐらいしか続かないというデメリットもあります。

なので常にワキの汗を抑えたい人からすると継続的に注射しないといけないこととなるので面倒に感じる方も居らっしゃるかもしれません・・・が、
ボトックス注射をして「汗が出ない生活」に慣れることで効果が切れた後でも精神に安定して発汗が少なくなる人も居るのでお試しになってみる価値はあると思いますよ。

・・・と、簡単にですがここまで「医療機関でのワキ汗治療」について少しだけ紹介してきてなんですけど、
個人的には「お医者さん相談する前にまず自分でワキ汗対策をいろいろと試してみる」ことが重要で(もちろん、ほとんどの方がすでに試されていると思いますが…)、基本対策である「評判の良い市販の制汗剤を使う」とか「制汗作用のあるミョウバンを使う」「ワキ汗を吸い取るパットを挟む」ぐらいのことは必ずひと通りお試し下さいね。



それと「汗がまったく出ない人なんて居ない。」ということを頭に入れておき、「完璧に汗を抑えこんでやる!」というような気持ちではなく「少しぐらいの汗ならイイや♪」なんて心構えで居るだけでも精神性の発汗はおさまることがあるので「気にしすぎて悲観してしまう」なんてことはしないようにしましょう。

この記事のポイント

  • 「ワキ汗が多い人=ワキガ体質」とは必ずしも言えないが、どうしても「見た目や体臭に悪影響が出てしまうワキ汗」は日頃からケアしておくことは必要
  • お医者さんでのワキガ治療方法としては…「アポクリン汗腺を取り除く手術」や「ボトックス注射」「緊張を和らげるお薬の処方」「カウンセリング」などがある
    (もちろん制汗成分である「アルミニウム」が配合された塗り薬を処方されることもあります。)
  • 手術は「費用的にも身体的にも負担が大きい」ので、通常はいろいろな治療をした上での最終手段として考えたほうが良い
  • 最近では市販品でもたくさんの種類の商品が出回っているので、まずはそちらを試して自分の体質に合うアイテムを探すことを始めましょう
  • 「ワキ汗や体臭を気にしすぎる」のは逆効果となるため「ほどほどの効果が出ればOK」というぐらいの気持ちが大切

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