「自分がワキガなのかどうか?」で悩み続けてはイケません。

自分の体臭には気が付きにくい」ということはよく言われていることで・・・体臭だけでなく「自分が暮らしている家のニオイは特に何も感じないのに友人に家に行ったらニオイにスゴイ違和感を感じる」なんて経験をされたことがある人もいるように、「自分の周りに常に漂っているニオイ」にはどんどんと鈍感になっていってしまいます。

なので「体臭・口臭は自分が気が付かなくてもケアをすることが大切」・・・ではあるのですが、逆に気にしすぎてしまうのも大きな問題となるのでご注意くださいね。

というのも、ワキガの原因は「ワキに多く存在するアポクリン汗腺からの汗が原因による雑菌の繁殖」ですので、「ワキガ体質の方(アポクリン汗腺が生まれながらに多い人)のワキから汗が出る」ということがニオイの強さに直結してしまいます。

そこで「自分はきっとワキから強いニオイが出ているんだ…」と思い込んで気にしすぎるあまり、不安感やストレスを強く感じてしまうと「汗はさらに増えてニオイも強くなる」という悪循環が作られてしまい、結局もともとそれほどアポクリン汗腺が多くない人でも「ワキガ臭ではなく通常の汗臭さ」が発生してしまうケースがあるようですよ。



実際に「自分はワキガ体質に違いない!」と思って皮膚科などの専門医院を受診される人の中でもけっこう「それほどまでワキガ臭は強くない人」がおられるようで、
そういった場合には手術などはせずに(ワキガ体質ではないので当たり前のお話ですよね)、ニオイを軽減させるための指導程度で済ましてしまうことがあります。

ただしワキガ体質でないとはいえ、本当に不安感が強い人には抗不安薬という精神安定剤を処方されるケースはあって・・・
抗不安薬を使用することでニオイの悪循環を断ち切ることに成功された人も居られます・・・が、お医者さんの判断のもとで処方されたお薬なのでそこまで問題はないとはいえ、個人的には体臭対策としてこのようなお薬を使うのはあまりよろしくない行動だとは感じております。

もちろん「自分の体臭を気にしすぎないようにしましょう。」と他人から言われたところで自分ではなかなか実行することは難しいのでしょうけど、私は「自分なりのニオイケア・汗ケアをしっかりしておくことである程度の不安感は拭える」と感じており、
「お医者さんでアポクリン汗腺が多いのかどうか?」を調べることは良いにしても、ワキガ体質で無かった場合は自分が納得できる対策をしたら後は「自信と心の余裕をもって体臭を気にしない」ことが大切だと思いますよ。
(この「気にしない」というのがとても難しいことなのは分かってますが…)



そんな私も「自分に体臭が全くない」という気持ちはサラサラありませんが、制汗剤や殺菌成分の入ったデオドラント剤を朝に使い、汗や皮脂が出やすい季節にはデオドラントシートなどでワキや首などを拭き取るような対策をして「自分なりにニオイケアしているんだからもう大丈夫♪」と少し楽観的な気持ちで居るようには心がけています。

ですので皆さんも最低限のニオイ対策を必須ですが、自分の心の中でどんどんと考え込んでいってしまうのではなく、よほど気になる場合は「お医者さんや家族」などの第三者からの意見を聞いて自分の体臭と向き合ってみることをオススメいたします。

この記事のポイント

  • 「自分がワキガかどうか?」は遺伝などによる体質によって決まってしまうので、不安を感じるぐらいならば調べてもらうことが大切
  • もしワキガ体質であったとしても、ニオイの強さには個人差がかなりある上に、適切に対策をしておけばある程度のニオイは防げる(汗対策・雑菌の繁殖対策・ワキ毛の処理など…)ので悲観したり考え込んでしまうのは良くない
  • 考え込むことで「ワキ臭の原因である汗」が多く分泌されてしまうため、自分なりにケアをしたら「気にし過ぎない」ことも体臭対策に繋がる

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