「足のニオイ」についての基本的なコト

今回の記事では・・・すでにこのサイトでも今まで何度か触れてきてしまっている内容なのでもしかしたら少し被ってしまう部分もありそうですが・・・
ワキや頭と並ぶ体臭の発生源である「足のニオイ」について取り上げてみたいと思います。

まずはじめに「足のニオイが強くなってしまう理由」を簡単にご説明しておきますと・・・
足の裏に大量に汗をかいてしまう(1日で200mlとも言われている)」ことをはじめ、「体質的に足のニオイの原因となるイソ吉草酸(きっそうさん)という成分が汗と同時に出てしまう人がいる」、「角質が多い」、「靴や靴下によって通気性が悪く、蒸れて温度が上昇しやすい」、「爪や指の間などに汚れが溜まりやすい」という「ニオイの原因となる細菌が繁殖しやすい条件が揃ってしまっている」ことが原因となっています。
(ニオイの原因菌は、汗や皮脂を栄養に「高い温度+高い湿度」で増えてしまう。)

しかも「足の汗」はもともと汗腺が多くて汗が出やすい上に、「精神面の影響」によっても発汗量が大きく変化する部位ですので「仕事や人間関係のストレス」だけでなく「自分は足がクサイんじゃないか?」というストレスからさらに足のニオイが強くなってしまう危険性があるので注意が必要ですよ。

ただ、足には「ワキなどに多く存在するアポクリン汗腺」がないため、「アポクリン汗腺から出る細菌が爆発的に増えやすい栄養をタップリと含んだ汗(ワキガ臭の原因となる汗)」がでるわけではない(イソ吉草酸には注意必要ですが…)ので、いくつかのポイントを抑えておくことである程度足のニオイ対策はできるようですね。

まずは一番基本的な方法として「足の汚れと角質を取り除いておく」ことでして・・・
これは別に「タワシのようなものでゴシゴシと洗って、根こそぎ汚れと角質を取り除きましょう!」ということまではせず、毎日の入浴時に手で優しく爪や指の間まで丁寧にこする程度に洗うことでOKですよ。
(洗い過ぎると「足が傷ついて角質がさらに発生してしまう」こともあるため逆効果)

かかと部分の角質が分厚くなってしまった場合は、入浴時に温まったかかとを軽石などでこすり、オリーブオイルやハンドクリーム、フットケア用のクリームなどで保湿してあげると良いと思います。



足の汚れによるニオイがどうしても気になる人は定期的に「クエン酸を含んだもの(お酢など)を入れた足湯」をすることで細菌の繁殖を抑制してくれるのでお勧めですね。



それと角質対策としては、「硬い革素材の靴を避ける」とか「靴のサイズを合わせる(小さすぎても大きすぎてもダメ)」、「中敷きを使う」などして靴と足との摩擦をできるだけ軽くしてあげることも大切ですし、「家の中でも裸足ではなく通気性の良い靴下を履いて過ごす」なんてことでもかかとに負担がかからずに角質対策ができるので少し心がけてみるのが良いと思います。


・・・とはいえ今まで書いてきたように「足を清潔にして角質対策をしてさえいれば足のニオイは発生しないのか?」というワケにはナカナカいかないもので・・・
さらに体以外の大きなニオイの発生源である「靴」にも注意しないといけません。

この際、靴選びのポイントは「通気性の良くて細菌が繁殖しにくく、足に負担がかからない素材の靴を履く」ことが一番なんですが・・・

やはりお仕事をされている方からすれば1日中革靴やパンプスを履くことになりますし、普段着でも女性はロングブーツを愛用されいる人も多いため、「通気性の良い靴を履きましょう!」ということは実現がムズカシイことでありますので・・・
できるだけニオイや湿気を溜め込まないように「同じ靴を毎日連続で履かないように2~3足の靴をローテーションで履くことがオススメですよ。
(1回履いた靴は風通しの良い場所で陰干しして靴を休ませる)

最初は靴を何足も用意するのが面倒な気もしてしまいますが、結局何足かを併用したほうが足のニオイにも靴の寿命にも良い影響があるので是非とも実践してみてくださいね。

さらに靴の中を「アルコールで除菌」してしまうと手軽に雑菌対策ができるので試す価値はある方法だとは個人的には思ってます。



とにかく足のニオイ対策には「足の状態」と「靴のお手入れ」が重要だということを覚えておいた上でケアをしてあげるとスグに効果が出やすいので皆さんも今からすぐにでもお試しくださいね♪

この記事のポイント

  • ニオイが発生しやすい条件※が揃っていることから足のニオイは日頃からしっかりと対策することが必要
    ※「汗や汚れ・角質が溜まりやすい」「通気性が悪く、高温多湿」
  • ただ、足からは「ワキや陰部から出るような汗(細菌が繁殖しやすくて強烈なニオイの発生源となるアポクリン腺からの汗)」は出ないので比較的簡単に足のニオイ対策は可能
  • 足のニオイ対策は「足を清潔に保つ」ことと「靴のケア」が基本
  • 「毎日の入浴時に足の指の間や爪の部分まで丁寧に洗う」こと、「同じ靴を毎日履かない」ことは最低限実践しましょう

0 件のコメント :