「洗濯前のひと工夫」で洋服のニオイ対策

下着や靴下、シャツなどは着ているうちにだんだんと皮脂や汗によるニオイが定着してきてしまうのが困りモノなんですよね。
そこで、今回の記事では「洗濯機に入れる前のひと工夫による効果的なニオイ対策」についてご紹介してみたいと思います。

まずは下着・肌着についてですが・・・
これらは日中肌に直接触れているものなので特に皮脂や汗のニオイが付きやすく、特に皮脂は普通の洗濯だけでは汚れを落としきれないことが多いので注意が必要です。

ですのでこの皮脂汚れを落とすためにも「肌着を事前につけ置きしてから洗濯機で洗う」のがオススメで・・・
具体的な方法はゼンゼン難しいことではなくて、お風呂の温度ぐらいのお湯(汚れを浮かしやすくするため)に普段使っている洗剤を入れて1時間ほど浸した後、そのお湯ごと洗濯するだけでOKですよ。
(ガンコな汚れやニオイの場合には「つけ置き時に洗剤の代わりに酸素系漂白剤を入れ、洗濯機を使うときには洗剤を入れて洗うとより効果的)

もちろん洗濯機を使うときにはその他の洋服も一緒に洗ってかまいませんし、事前にお湯と「洗濯一回分の洗剤」を入れておくことで追加で洗剤を投入する必要がなく普段の洗濯と比べてそれほど手間もかからず、お金もかからないので気軽に実践されてみてくださいね♪

ただ、下着の場合はウール素材の商品も多いため、つけ置きしておくと素材が傷む可能性もあるのでしっかりと素材の確認はしておきましょう。

それと靴下に関しても下着や肌着と同様につけ置きしておくことも大切ですが、靴下の場合には「洗濯するときに重曹を入れる」のも汚れ・ニオイ落としには有効となっております。

これは「弱アルカリ性である重曹」によって「靴下のニオイ(酸性)」を打ち消してくれるからだそうで、さらに重曹は洋服の素材を痛めにくく洗濯ができるので活用されるのも良いかと思いますよ。
(重曹は価格も安いですからね♪)

ちなみに洗濯槽(せんたくそう)のカビ対策にも重曹は一役買ってくれるため、洗濯機のカビが気になる方は一度洋服の洗濯とは別に「お水と重曹だけ」を洗濯機に入れて「数時間放置した後に洗濯機を動かして排水する」とカビには効果的なのでお試しください。

さらに重曹はシャツの襟・袖口部分などの汚れ対策にも活躍してくれるスグレモノで、洗濯前に重曹をブラシにつけてゴシゴシとこすってから洗えば黒ずみや汚れ対策になりますよ。
この際に、弱アルカリ性の重曹よりも「アルカリ性の石けん」を使うことでより強い皮脂による黒ずみも落とせるので重曹で思うような効果が得られない場合にはアルカリ性石けんや「しみ抜き用の石けん」をお使いくださいね。



それと最後に、洋服だけでなく「タオルのカビ臭いニオイ」も気になる方が多いと思いますが、こちらはいっその事「煮洗い」してしまうのも有効です。

「煮洗いの方法」は・・・
あまり深く考えずに「粉石けんや酸素系漂白剤や重曹などを入れたお湯で5分ほどタオルを煮る」ぐらいの感覚で大丈夫ですよ。
ただし、煮洗いの際にアルミ製の鍋を使うとアルカリ性の洗剤や重曹と反応して変色してしまうので使わないようにしましょうね。

とにかく「汚れがつきやすい部分というものはニオイも定着しやすい部分」ですので、普通の洗濯で思うような効果が出ない場合はこれらのひと工夫をぜひともお試しになってみてはいかがでしょうか?

この記事のポイント

  • 下着・肌着・靴下は肌と密着していて汚れが蓄積しやすいことから「(ウール素材以外は…)洗濯する前に洗濯槽でつけ置きする」と良い
  • 汚れが強い場合は「肌着は酸素系漂白剤を使い、靴下は重曹を入れてつけ置きする」とつけ置き効果がアップするのでオススメ
  • 洗濯してもナカナカ落ちない「タオルに染み付いたニオイ」には煮洗いが有効
  • 重曹は「(価格は安いのに…)洗濯槽のカビ対策・シャツの襟袖汚れ対策にもなる上に、煮洗いでも活躍してくれる」ので積極的に活用しましょう

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